特にコンタクトレンズにおいては、見え方の好みや用途に加え、生活サイクルや、体質、お使いになられる方の性格まで検討した正しい処方が必要です。また、コンタクトレンズの選択も重要です。
レンズ自体がどれだけの酸素を通すことができるかという酸素透過性がひとつの基準となります。
角膜(眼の表面)は、空気中より直接酸素を取り入れる事により、浸透性、細菌などに対するバリア保護などの生理機能を行っています。酸素を通さないコンタクトレンズの長時間、長期に渡っての装用は、角膜が酸素を取り入れることを妨げ、生理機能が正常に行われなくなり、様々な疾病を引き起こすこととなります。さらに、眼の酸素欠乏は角膜の内側の細胞(角膜内皮細胞)にダメージを与えるため、場合によっては、将来大きな弊害が起こります。
当院では、角膜内皮細胞解析装置を設置し、より確かな角膜内皮の現状把握を通して、確実なコンタクトレンズの処方に役立てています。
角膜内皮細胞解析装置
正常な角膜内皮細胞
内皮細胞がきれいな六角形を保ち、きちんと整列しています。
酸素透過性の低いコンタクトを長期間使用した角膜内皮細胞
酸素欠乏により内皮細胞の一部が脱落し、それを埋めるため内皮細胞が肥大するなど変形しています。※一度脱落(死滅)や変形した角膜内皮細胞は二度と再生されません。
iwase-eyeclinic 2004